株式会社ネオハウスは新潟県見附市で新築注文住宅や増改築・リフォームを手掛ける工務店です。
理想を言いましょう。 それは免震です。 しかし・・・・。
鉄筋コンクリート20階建て とか、鉄骨造10階建て という建物は明らかに免震構造が良いです。
免震構造とは、地震の揺れを何かしらの装置で和らげる建物です。
その中には、基礎の上に硬質ゴムを敷きその上に建物を載せる。
硬質ゴムの代わりにベアリングで横の力を逃がす。
ダンパー(自動車のショックアブソーバーのようなもの)を併用し振動を吸収します。
空気圧を使った方式もありますが、建築基準法では免震として認められていません。
横方向には有効ですが、縦方向の力は吸収しにくいのが現状です。
超高層建築物にはコンピュータ解析により、最上階のおもりで揺れを吸収する動きをさせている工法もありますし、東京スカイツリーには、五重塔のような心柱を使う方法も実用化されています。
では、木造2階建て 3階建て の一般住宅でも免震構造が良いのでしょうか?
私の考えは「ノー」です。
コストがかかる割に、耐震構造と大きく被害が変わりません。当然、免震構造のほうが被害が少ないのですが、耐震構造でも、被害は殆ど見られません。(中越地震において)
ただ、一度でも震度6~7程度の地震に被災した後は、確実に耐力が落ちていきます。
木造住宅をお考えなら、耐震構造で大丈夫です。
ここでもう一つ重要なことがあります。
耐震住宅では配置してある家具は、しっかり固定してください。
タンスや家具が倒れたり、テレビが部屋の端まで飛んでいくことになります。