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13年度の住宅着工、5年ぶりに90万戸突破へ 駆け込み需要で

13年度の住宅着工、5年ぶりに90万戸突破へ 駆け込み需要で

 消費増税前の駆け込み需要で2013年度の住宅着工戸数は5年ぶりに90万戸を突破する見通しだ。長引く景気低迷で守勢に回っていた住宅大手は一転、製品の刷新やモデルハウスの増設などで攻勢をかける。

 戸建て累計販売首位のミサワホームは10月、販売戸数の3割を占める旗艦ブランド「スマートスタイル」を5年ぶりに刷新。全国にモデルハウスを合計180棟建築し、キャンペーンにかける予算も各部門で2〜5割上積みした。太陽光発電に強みを持つ積水化学工業は12年度中に分譲地内のモデルハウスを11年度の2倍にあたる100カ所に新設する方針だ。

 建設経済研究所(東京・港)は13年度の住宅着工戸数を12年度比5.2%増の92万1100戸と予測している。消費税率が8%に引き上げられるのは14年4月1日だが、住宅は13年9月30日までに契約すれば、現行税率の5%が適用になる。住宅各社は需要がピークとなる13年半ばまでに集中投資し、シェア拡大を目指す。

※2012/11/21 0:30日本経済新聞 電子版より

2012-11-21

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