経済産業省は省エネ対策の一環として、住宅のリフォーム向けに100億円規模の補助金制度をつくる。家やマンションを改装し、断熱性能の高い天井や外壁、窓ガラスなどを導入する際に補助金を出す。2013年度から受け付けを始め、初年度は3万戸を目標にする。
工事費や材料費の3分の1を上限に助成する。一戸建てやマンションなどの集合住宅も対象。集合住宅では、廊下などの共有部分と、居住者の専有部分の両方を補助する。
同省は、主に個人や業者が住宅を新築する際に省エネ性能の高い建材を使いやすいように補助金を出してきた。
省エネ対策を軸にしたりリフォームを促したりすることで、高性能な断熱材や窓などの市場拡大も狙う。省エネ住宅の価格低下にもつなげる。
※日本経済新聞電子版より
2012-11-12